修理後のデータ救出をWindowsで行う場合はchkdsk等の動作を行わせないようにしないと全てがパーになってしまう危険があります。
linux等でセクタ単位のコピーを行ってHDDを複製してから作業するのも手ですが、
全容量を読み出すまで耐えてくれるかどうかわかりませんからWindowsでマウントした方が安全かもしれません。
ホコリに関しては回転開始と共に飛んでしまいますから、エアダスターで軽く除去する程度で大丈夫です。
それよりはプラッタに傷を付けないことと、交換用ヘッドを損傷しないようにすることの方が大事です。
| HDDの表。シールを剥したり切ったりしてネジを露出させてあります。
前すぎて入らないとか、間違えて後ろに挿れちゃったなんてことのないように
交換前に構造解析用のHDDを用意して練習した方が良いと思います。
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| 裏です。基板を外すにはネジ4本とフレキを外します。 |
| 分解に使うトルクスのドライバです。上はT6で、HDD内部で使います。主に使うのは下のT8です。 |
| まずは基板を外します。絶縁シートも剥しましょう。 |
| 基板の下からネジが2本出て来ました。上が磁石を固定してるネジ、下がヘッドを固定しているネジです。後で外しますが注意が必要な部分です。 |
| 蓋を外してみました。ヘッドの先がとても小さいです。 |
| 左がヘッド、右端が強力磁石です。ヘッドの上方にヘッドから出たフレキを固定している部分があります。トルクスT6はここに使います。 |
| 磁石を外します。信じ難い磁力でくっついているので、てこの力で外します。勢い余ってヘッドやプラッタを破壊しないように注意しましょう。 |
| 無事はずれました |
| ヘッドを保護するために名刺を2つ折にしたものをはさんでます。 |
| ヘッド裏のネジとフレキのネジを外してヘッドを取り外しました。交換作業の場合、故障機とパーツ取り機の2つでここまでの作業を行います(;´д`) |
| 拡大してみました。取り付けは逆の手順なので省略。 |
| これはMaxtorの160GB。ヘッドが内側に行くタイプです。裏にネジがないので取り外し自体は楽ですが、ヘッドをスライドさせる時に壊しそうです。停止する時にキューキュー鳴くのはこの構造のせいだったのですね。 |