さて、ここからが問題。用途が用途なので、簡単にデータを読み出されては困ると思ったのか、ヘッドからの信号線が切断されています。 そのフィルムケーブルに走る線の数は18本、そのうち解したリード線1本の太さしかない線が13本もあります。 間隔はその線1本程度しかありません。これは私に対する挑戦とみなし(笑)、386SXを 何個も付け外しした愛用の鏝(といっても普通の太さの鏝) とWide SCSI用のケーブルに細工したもので対抗することにします。
修復作業だけで1台あたり1.5時間、配線が終るまで動くかどうかも分からない、最悪徒労に終るかもしれないと言う不安に駆られながら作業を続けること3日が過ぎ、 何とか3台を実用レベルに持って行くことができました(^^)
2台には不良セクタそれぞれ400個程ありますが、テンポラリには十分過ぎる容量なのでいろいろ役に立つでしょう。 問題は現在5台のPCに26台、総容量88,000MBものHDDが付いているために取り付けるスペースが無い事と、WS用のfirmwareの為 Write Cacheが効かないことですね。 Quantum版の firmwareと書き換えツールは持っているので、あとは如何にして書き込むかでしょう。
#注
Write Cache Onに出来ない理由は、急に電源が落ちても書き込み前のデータが消えたりしないようにするためだったりするので、重要データを扱うマシンでWrite Cache Onにする場合はUPS付きにすべきです。
同型のHDDより容量が少ないのは不良セクタの代替を多く用意して多少の不良では使用不能にならないようにするためだったりするので、必ずとも悪とはいえません。
Sun用の証 | ケーブルが切られてる |
ケーブル拡大図 | 修理後の姿 |